〝音斎処〟

I Want A Music Using Rear Laser Audio


〝音斎処〟最新情報

第四回の〝音斎処〟『昭和の歌謡曲』は無事終了しました。当日は天気が芳しくなかった事もあり、大幅な集客増はできませんでしたが、常連さんを中心に10名ほど、スタッフを入れると14人ほどで音楽鑑賞を楽しみました。
〝音斎処〟は無料開放、出入り自由で行っています。運営費の足しにと、紙コップを100円で購入していただきコーヒーを飲んでいただいているのですが、常連となられた皆様は、もう入ってくるとすぐに100円を用意されているといった感じで、嬉しい限りです。

〝音斎処〟の開催場所は、恵那市岩村町にある今は使われていない古い民家です。
下の写真がその外観です。
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中は、生活に必要な家具類や畳などが取り払われた、がら〜んとした空間ですが、なぜかとても良い音を響かせてくれます。
そんな空間に、以前家主の方が仕事で使われていた大きくて重い重機が二台おかれていて、そのうちの一台がDJ用に機材を載せるのにぴったりの物で重宝しています。


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会場の全体はこんな感じです。

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〝音斎処〟では、毎回テーマを決めて音楽を楽しむのですが、基本的にはレコード盤に刻まれた音楽(ジャンルは色々)を楽しんでいます。
ただ、それだけではなく、使用する機材(オーディオ機器)や最近のオーディオ技術の紹介もそれとなく行っています。
今回は、そんな中で『ハイレゾ』といわれる最新技術を採り上げてみました。
詳しくはネットでお調べいただくとして、かんたんに『ハイレゾ』を説明すると、CDの音質を越えた音質で記録されたデジタル音源、或いはそれを作り出すデジタル装置・技術のことです。
今回はそんなハイレゾと呼ばれる技術の中で『DSD』と『PCM』を採り上げてみました。

それともう一つは、古いアンプとスピーカーでハイレゾを聴くとどんな音になるんだろうという隠れたテーマもありました。
結論から言えば、結構良いじゃん、という一言になってしまいます。

今回使ったスピーカー(写真左下)は、1975年頃の三菱ダイアトーンのDS-251マークツーというものです。
流石に当時良く売れて評判の良かったものだけに、来られた中にもその名をご存知の方がみえました。
自宅に置いておくとちょっと大きいかな、といった筐体ですが、会場に持ち込んでこうして写真を見ると結構小さくみえます。

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下の写真で、手前の方に見えるのは、常連のお一人が40年近く前に自作された真空管式のパワーアンプです。
このアンプに、先日修理を終えたYAMAHAのCA-2000のフォノEQを通したターンテーブルの音を繋いでいるところです。
かなり年代物なので、巧く音が出るか‥‥と心配しながら針を落とすと、とても柔らかな真空管らしい音で鳴り出しました。
スピーカーとの相性も良いようで、やはり年代物同士の相性は巧くいく、と感心してしまいました。

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結局いつも通り予定を大きく上回り17時近くまで、あれやこれやの意見交換会が始まりました。
やはりレコード好きの皆さんは、オーディオもお好きなようで、使用した機材や技術的なこと、それにレコードのあれやこれやと、この時間が一番楽しい感じでわいわいやってました。


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今回人数的にはそれほど多くなかったかもしれませんが、毎回楽しみにしていただいている様子、またお友達を誘ってくださるなど、〝音斎処〟と岩村の良さを共有してくださる方々が徐々に増えている実感はありました。

次回のテーマは『大瀧詠一さん」ということをお知らせしたら、必ず来ます。との心強いお言葉もいただけました。

今回おいでいただいた方々は、瑞浪、明智と比較的岩村に近い方々から、遠くは豊田、日進、名古屋の緑区からおいでいただきました。

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