〝音斎処〟

I Want A Music Using Rear Laser Audio


レコード列車のセット・リスト

 いよいよ今月15日土曜日岐阜県恵那市にある明知鉄道の開業記念イベント『明知鉄道まつり』でレコード列車が走ります。
 私自身としては、テスト走行・満60歳誕生日記念に続いて三回目のレコード列車になりますが、過去二回は一般乗客のいないクローズド(貸切車両)での運行でした。今回は一般乗客向けのレーザー・ターンテーブルを使ったレコード列車のお披露目となります。

 走る列車内でレコードをかけるという試み自体は、これで三回目を迎えるのですが、一般乗客向けということでは初めてです。「単なる初めて」ということではなく、おそらく世界初の試みとなるのではないかと思います。少なくとも”日本初”であることには間違いありません。というのも通常ダイヤの営業運転の列車内でレコード・コンサートが開かれたなんて、私は今まで一度も聞いたことがないからです。
 その意味で、今回乗車される方はラッキーとしか言いようがありません。なんせ今までにない経験をできるのですから。「日本初」いや「世界初」を自ら体験できるのですから‥‥。いわゆるギネス級ってことですね。

 そんなこんなで、当日どんな曲をかけようかと色々考えてみました。当初は明知鉄道の開業記念ということで鉄道関係の曲を‥‥とも思ってピックアップしてみましたが、これが探せば色々あるもので、時間的に収まりそうにありませんでした。明知鉄道・広報の伊藤さんとも相談した結果、正真正銘日本で初めて(おそらく世界でも初めて)走行中の気動車内でレコードをかけて楽しむという試みに成功した時の感動を‥‥というリクエストもあり、テスト走行時のような感じで選曲してみました。

 そのセット・リストが下表です。

 特にテーマはありません。手持ちのレコードを見ながらピンとくるものをピックアップした結果がこれです。特にテーマはないと先に書きましたが、テーマらしいものがあるとすれば行楽気分を盛り上げるリズムのある曲ということと、片面一曲しか収められていないシングル盤ということです。今時一曲聴くたびに盤を入れ替えるなんてこと誰もしないですよね。鉄道列車の旅というのは、ゆったり、のんびりが信条ですから、せっかく列車内でレコードを聴くならゆったり、のんびりと一曲一曲を入れ替えながら、というのが一番列車には合っていると思います。その意味で、作品としてのテーマを持ったLP盤は近い将来に残しておきます‥‥。それとこれを機会にSP盤と呼ばれる昔のレコードもみんなで聴いてみようと思っています。SP盤なんて一度も聞いたことがない世代の方が多くなってしまった現在、ふる〜いレコードの音楽にも思いの外面白いものがあるというのも旅の発見かもしれません。



とはいえ、なんだかんだ言いながら一番楽しんでいるのは私自身であることは否めません。
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