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ビートルズの歌った曲は何曲くらいあるか知っていますか?50曲?100曲?200曲以上?
お父さんに聞くと難しいことを言っていました。これから書く部分はお父さんが言った事です。
- ビートルズの公式発表・録音曲は214曲。ただし、213曲と数える場合もある。これは“カンサスシティー”とそれに続く“ヘイ、ヘイ、ヘイ”を一曲と数えるか、二曲と数えるか違いである。
- この曲が発売された当時は一曲として数えていたが、その後著作権の問題で二曲として数えるようになった。それで今はビートルズの公式曲数は214となっている。
- ただこれは公式発表されている曲ということで、ビートルズが歌った曲の全てではない。
- では公式発表・録音とはどう言うことかというと、ビートルズが1962年10月5日にビートルズとしてイギリスEMIのパーロフォン・レーベルから正式にデビューして以来、1970年12月30日にポールがビートルズの解散についてロンドン高等裁判所に訴えを起こすまでの間に、イギリスEMIからLP、コンパクト、シングルの型で発表されたレコードにある曲を言う。
- 従って、いわゆる海賊盤としてコンサートなどでこっそり録音された曲や、イギリスEMIとの正式契約以前に録音されたり、ビートルズとして活動中に個人名で、あるいは個人のグループとして発表されたレコードに入っている曲は含まれない。
- 具体的な例で言うと;ぼくも一度は耳にしたことのあるジョン・レノンの“イマジン”という曲がある。これはジョンが1971年9月に発表した曲で、ビートルズ解散後にジョン・レノン個人としての新たな活動の中で発表しているためにビートルズの曲ではない。
- もう一つは;ビートルズの曲のうち“ヘルプ”というものがある。この曲はビートルズが主演した映画“ヘルプ”に使われた音楽であるが、LPレコード“ヘルプ”には二種類ある。一つはイギリスEMIから発表されたもの、もう一つはアメリカ・キャピトルから発表されたものである。この二枚のLPに入っている“ヘルプ”という曲は、実は全く同じものではない。アメリカ・キャピトルの“ヘルプ”は映画のサウンドトラック盤を収めたもので、曲の頭に“007”風の音が入れられている。
- こうした曲はバージョン違いとしてマニアの間では結構有名なのだが、曲数としては一曲と数えるし、イギリスでの発表形態が優先するのでアメリカの曲は曲数には入れない。
等など、とっても難しいことが分かった。しかし、少なくともビートルズの曲が214曲であることはぼくにも理解できた。
いまぼくたちが音楽を聴くのはCD(コンパクト・ディスク)です。ビートルズの音楽を今聴くのもCDです。でもお父さんがビートルズを聴いていた頃は、まだCDはなく、レコード盤だったそうです。今では、レコード盤の方が貴重で珍しくなってしまったのですが。
- レコード盤というのはアクリルの円形の盤(板)に音の波形と同じ溝を彫り込んだものです。だからレコード盤を上から見ると同心円状に細い溝が何本も見えます。この何本にもみえる溝は、本当は一本しかありません。レコード盤の外側から内側に向かって一本の溝がずっと続いていて、その一本の溝の中にLPだと六曲位の歌が入っています。
- レコードを聴くときにはこの溝に針を落として、レコード盤を回転させて、溝の凸凹による針の振動を電気信号に変えて、その音をスピーカーに伝えるために更に大きくして聴くのです。
- レコードの基本原理はあの発明王エジソンが考え出したものです。それ以来基本的な原理は変わっていません。
- レコード盤とCDとの違いは色々あります。
- まずCDは表面だけを聴いて、裏返すことはありませんが、レコード盤は表面に入った曲が終わると裏返して残りの曲を聴くことになります。
- LPレコードだと表と裏に各六曲位づつ、一枚で12曲から13曲入ってます。シングル・レコードだと表裏で二曲、コンパクト・レコードだと表裏各二曲、一枚で四曲……というのが普通の型だそうです。
- 次にCDは落としても壊れる(割れる)ということはまずありませんが、レコード盤は落とすと割れてしまいます。だからレコード盤の取り扱いにはすごく気を使います。それにCDだと表面に多少の傷が付いたとしても音楽が全く聴けなくなることはありません。だけどレコード盤だと、溝に傷が付いてしまうとそこで針が飛んでしまい、うまく聞こえなかったり、音楽にはない音、雑音が入っています。
CDはコンピュータと同じで、0と1で表された信号の組み合わせで音を作っています。それに針を使いません。レザー光線でCDの表面に作られた物凄く小さな凸凹を読み取って、それを音にしているのだそうです。
- だからCDをデジタル方式と言い、レコード盤をアナログ方式というのだそうです。
- こうした難しいことはよく分かりませんが、CDの方が簡単で便利だと思います。でもお父さんは、音楽というのは簡単で便利だから良いというものではない、と言います。
- ビートルズの公式発表・録音曲214曲のリストは資料として別のところに書いておきました。
- ビートルズの音楽は昔も今も世界中で聴かれていると書きました。だから以前は世界の主立った国でそれぞれビートルズのレコードが何種類か発売されていたのです。
- お父さんの持っているレコードも、日本で発売されたもの、アメリカのもの、ドイツのものもちろんイギリスのもの等があります。
- 今は日本ではビートルズのレコードは全く作っていないので、日本製のビートルズのレコードは手に入れることはできないそうです。そうしたレコードがいつどんな形で発売されていたかを、イギリスでの発売順にまとめてみました。
- イギリスではシングル・レコードが22枚、コンパクト・レコードが13枚、そしてLPレコードが13枚(正しくは2枚組のLPがあるので13タイトル14枚)です。
- お父さんたちがレコードを聞いていた時代には、日本でしか発売されなかったLPもあったそうですが、いまのCDではそうしたものは無いそうです。これは、CDとしてビートルズの曲を発売するに当り、世界中で全く同じものを発売するという約束になったからです。
- だから、お父さんの持っているレコードの中にも、今となってはとても珍しく手に入らない物があるそうです。それにそうしたレコードに入いている曲は、いまのCDでは聴け無い曲もあるそうです。
- ビートルズは次々にヒット曲を発表して、レコードは飛ぶように売れました。そして、それまでのレコードの売上枚数の記録やヒットチャートの記録を次々と書き換えていったのです。
- ビートルズはレコード以外にも、映画に出たり、本を書いたり、コンサートを開いたりして、それこそ世界中を飛び回っていました。そうした活躍で、イギリスにたくさんのお金が入ってきました。外貨獲得というそうです。そうした外貨獲得に貢献したということで、イギリスのエリザベス女王からMBE勲章をもらいました。
- そのころのビートルズはイギリスの最も重要な輸出品だったからです。でも今の日本の自動車のような貿易の不均衡ということで、外国から文句を言われることはありませんでした。
- ビートルズは日本にも来たことがあるそうです。
- 1966(昭和41)年6月29日。お父さんがまだ小学校6年生だった時のことです。
- 日本でのビートルズのコンサートは東京にある日本武道舘だったそうです。
- 今なら日本のロックグループや歌手が日本武道舘でコンサートを開くのは当たり前の話なんですが、実は日本武道舘で初めてコンサートを開いたのはビートルズなんです。そしてその日本武道舘でのコンサートに対してはすごく反対があったのだそうです。
- そのころの大人達は、ビートルズの音楽はただうるさいだけの、騒音だとしか理解しなかったんです。だから大人達からはビートルズの音楽は“音楽ではない”と言われたそうです。
- そういう時代からビートルズが大好きなお父さんは、学校の教科書でビートルズが習えるなんて、とっても幸せなことだと言います。
- ぼくには意味がよく分からないけど、でもお父さんもお母さんも「ファイミコンばかりしないのよ」とか「マンガばかり読んじゃだめ」とかよく言うので、それと同じことかなとも思います。ぼくが大人になるころにはきっと学校でファミコンを習ったり、教科書がマンガになって言るんだな、とも思います。
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